加工技術

超大型のプラスチック成形に対応し、リサイクル材を活用した射出成形が得意です。

希少な2800トンクラスの超大型成形リサイクル材を活用した射出成形が得意です

2800トンの超大型成形機を保有しており、さらに350トン〜1300トンの射出成形機も保有しているため、中型〜超大型のプラスチック射出成形に対応できます。

リサイクル材を活用した射出成形もおこなっておりますので、他社では対応が難しい超大型成形やリサイクル材を活用した射出成形はワカクサまでお気軽にご相談ください。

プラスチックは大きく分けると「熱可塑性樹脂」と「熱硬化性樹脂」の 2 種類の異なる性質を持ったものに分類されます。

熱可塑性樹脂は加熱により化学反応を起こさず液化し、冷却することで固化し一次元構造鎖状高分子になります。
ガラス転移点または融点になると液化し、それ以下になると再び固化し、液体と固体を往来することが可能です。

そこでよく例えられるのがお菓子のクッキーとチョコレートです。
熱硬化性樹脂はクッキーで、一度焼いてしまうと再びオーブンで焼いても、加熱温度により燃えることはありますが、液化はしません。
一方で、熱可塑性樹脂はチョコレートで、ある一定の温度で加熱すると溶けて形状が変化します。

再加熱すると液化し冷却すると再び固まります。
この性質はリサイクルという点で非常に優れており、熱可塑性樹脂の最大のメリットと言えます。

このため、熱可塑性樹脂は日常生活で使用する雑貨・繊維服・ペットボトル・レジ袋・食器・ラップフィルム・消しゴム・コンタクトレンズなど 身近な物に多く利用されています。

主な熱可塑性樹脂

  • ABS(アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン)
  • PC(ポリカーボネート)
  • PP(ポリプロピレン)
  • PE(ポリエチレン)
  • PS(ポリスチレン)

しかし、デメリットも当然ながらあり、耐候性・耐熱性・耐薬品性・機械的強度が弱いため、熱可塑性樹脂を使用する際にはその材料の性質を理解しなくてはいけません。

写真:種類ごとに分けられた成形樹脂材料